絵札
取り札
音声
※音声:NHKクリエイティブ・ライブラリー
- 語句・豆知識
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- 久方の
- 空・月・雲・雨などにかかる枕詞。この歌では「光」にかかっています。
- のどけき
- 天気が穏やかである
- しず心なく
- 落ち着いた心がない
- 花の散るらむ
- どうして桜の花は散るのだろう
- 梅の歌
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紀友則は百人一首の桜の歌で有名ですが、梅の歌も詠んでいます。
原文
君ならで 誰に見せむ 梅の花
色をも香をも 知る人ぞ知る現代語訳
あなた以外に誰に見せましょう。この梅の花を
色も香りも本当の良さがわかるのはあなただけです。 - 三十六歌仙
- 紀友則は三十六歌仙の1人。平安時代中期の公卿:藤原公任(55番)が編纂した歌合形式の秀歌撰『三十六人撰』に収められた36名の歌人は三十六歌仙と呼ばれています。 三十六歌仙の一覧ページはこちらをご覧ください。
- 歌川国芳の『百人一首之内』
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British Museum, Public domain, via Wikimedia Commons 江戸時代の浮世絵師・歌川国芳による浮世絵です。
百人一首の和歌に合わせた情景が描かれています。 - 古今和歌集
- 平安時代の歌集。勅撰和歌集(天皇や上皇の命により、国家事業として編纂された歌集)としては最も古いものです。
- 仮名序(かなじょ)
- 『古今和歌集』に添えられた仮名で書かれた方の序文のこと。詳しくは和歌ブームのきっかけ『古今和歌集 仮名序』をご覧ください。
- 花文化の変遷
- 奈良時代までは梅が人気でしたが、平安時代からは桜の方が人気になりました。詳しくは『花文化の変遷』をご覧ください。
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