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※音声:NHKクリエイティブ・ライブラリー
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- 語句・豆知識
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- やすらはで
- ためらわないで、という意味。「やすらふ」でためらうの意味。
- 寝なましものを
- 寝たら良かったのに
「まし」は…であったら、…であるだろうにという表現。「ものを」は逆接の接続詞。 - さ夜更けて
- 夜が更けて
「さ」は調子を整える接頭語。 - かたぶくまでの
- 月が西に傾くまでの
- 赤染衛門の相関図
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赤染衛門は赤染時用(官職:右衛門志)の娘ですが、平兼盛(百人一首 40番)が赤染衛門の親権を争って裁判を起こしたものの認められなかったという逸話が残されており、父親は平兼盛だとする説があります。赤染衛門の名前は父親である時用が右衛門府に仕えていたことに由来しています。
権中納言匡衡(百人一首 73番)は赤染衛門のひ孫です。
赤染衛門の百人一首の歌は、彼女の姉妹のもとに来る約束をしていた藤原道隆が約束をすっぽかしたことに対してやんわりと抗議するために赤染衛門が代筆したといわれています。 - 文章博士
- 律令制のもとで作られた式部省が直轄する官僚育成機関である大学寮の紀伝道の教官。
- 栄花物語
- 平仮名で書かれた歴史物語。藤原道長の栄華が中心に描かれています。全部で40巻あり、正編30巻と続編10巻で構成されています。赤染衛門が正編30巻を執筆し、続編10巻は他の人物が書き足したものと考えられています。
- 一条天皇の宮廷サロン
- 赤染衛門は、一条天皇の宮廷サロンで活躍しました。宮廷サロンの相関図はこちらをご覧ください。
- 葛飾北斎による浮世絵
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Katsushika Hokusai, CC0, via Wikimedia Commons 江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎による作品『百人一首姥かゑとき』です。百人一首の歌を乳母がわかりやすく絵で説明するという趣旨で制作されたものです。この絵は遊郭の女性を描いたものと言われています。中央の女性は身体をくねらせてそわそわしているように見えます。歌人と同じように恋人を待っているのかもしれません。
- 月岡芳年による浮世絵
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Yoshitoshi, Public domain, via Wikimedia Commons 幕末から明治中期にかけて活動した浮世絵師・月岡芳年。月にまつわる場面を題材にした『月百姿』に赤染衛門も描かれています。
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