時雨の百人一首

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※音声:NHKクリエイティブ・ライブラリー

月

語句・豆知識
あしびきの
「山」を導く枕詞。和歌では枕詞を訳すことはありませんが、「あしびきの」の語源には諸説あり、山を登るときに足をひきずるようになるからという説や山裾が長く引くようであるからという説などがあります。
山鳥
山鳥
写真:photoAC

日本固有の鳥で、雄は写真のように長い尾羽が特徴的。

しだり尾
長く垂れ下がった尾のように
ながながし夜を
長い長い夜を
ひとりかも寝む
ひとりで寝むることになるだろうか
三十六歌仙
柿本人麻呂は三十六歌仙の1人。平安時代中期の公卿:藤原公任(55番)が編纂した歌合形式の秀歌撰『三十六人撰』に収められた36名の歌人は三十六歌仙と呼ばれています。 三十六歌仙の一覧ページはこちらをご覧ください。
葛飾北斎による浮世絵
葛飾北斎による浮世絵
Katsushika Hokusai, CC0, via Wikimedia Commons

江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎による作品『百人一首姥かゑとき』です。百人一首の歌を乳母がわかりやすく絵で説明するという趣旨で制作されたものです。北斎は網を曳く姿を描くことで、枕詞の「あしびきの」を表そうとしたのだと思われます。また、長くたなびく煙は長い夜の時間を表現しているのかもしれません。

歌川国芳の『百人一首之内』
歌川国芳による猿丸太夫の浮世絵
Utagawa, Kuniyoshi, 1798-1861, Public domain, via Wikimedia Commons

江戸時代の浮世絵師・歌川国芳による浮世絵です。
百人一首の和歌に合わせた情景が描かれています。

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