時雨の百人一首

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※音声:NHKクリエイティブ・ライブラリー

語句・豆知識
心あてに
「当てずっぽうに」という意味と「心して」という意味があります。
折らばや折らむ
折ったら折れるだろうか
初霜の
初霜が
おきまどはせる
(初霜が)降りて見分けがつかなくなる
白菊の花
白菊
写真:photoAC

菊は奈良時代から平安時代初期に中国から伝来したと言われています。当初は薬用植物として渡来しましたが、後に観賞用として宮中で人気を呼びました。

三十六歌仙
凡河内躬恒は三十六歌仙の1人。平安時代中期の公卿:藤原公任(55番)が編纂した歌合形式の秀歌撰『三十六人撰』に収められた36名の歌人は三十六歌仙と呼ばれています。 三十六歌仙の一覧ページはこちらをご覧ください。
正岡子規の批評
正岡子規

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正岡子規は『歌よみに与ふる書』の中で「この躬恒の歌、百人一首にあれば誰も口ずさみ候へども、一文半文のねうちもこれなき駄歌に御座候。この歌は嘘の趣向なり、初霜が置いた位で白菊が見えなくなる気遣きづかい無之候。」と酷評しています。耽美的表現と捉えるか、大袈裟な表現と捉えるか、この歌の解釈は様々です。

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