時雨の百人一首

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和歌の技法:枕詞

枕詞とは、特定の語句を導き出すための5文字の言葉です。導き出す語句の直前に置かれ、語調を整えたり、ある種の情緒を添えます。

2番歌 持統天皇

持統天皇の和歌の序詞

「白妙の」とは、樹皮の繊維で織った真っ白な布のことです。

3番歌 柿本人麻呂

柿本人麻呂の和歌の序詞

「あしひきの」の語源にはいくつか説がありますが、山の裾野の稜線が長く引くからという説や登山するときに足をひきずるように歩くからという説があります。山を導く枕詞です。

4番歌 山部赤人

山部赤人の和歌の序詞

「白妙の」とは、樹皮の繊維で織った真っ白な布のことです。布に関する語句や白色である雲や雪、波などの語句を導く枕詞です。

17番歌 在原業平

在原業平の和歌の序詞

「ちはやふる」は、勢いが激しいという意味を持っています。「神」や「宇治」といった語句を導く枕詞です。

33番歌 紀友則

紀友則の和歌の序詞

「久方の」は、日射す方という意味を持っています。天体に関係のある語句を導く枕詞です。

76番歌 法性寺入道前関白太政大臣

法性寺入道前関白太政大臣の和歌の序詞

「久方の」は、日射す方という意味を持っています。天体に関係のある語句を導く枕詞です。

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