時雨の百人一首

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※音声:NHKクリエイティブ・ライブラリー

語句・豆知識
山から吹き下ろす風のこと。
三室
奈良県明日香村にある神奈備山かむなびやまのこと。地図へのリンク
錦なりけり
錦だったのだなあ。「けり」は詠嘆を表します。
旅の歌
能因法師は多くの旅の歌を詠んでいます。彼が奥州で詠んだ有名な一首ご紹介します。春から秋へ季節が変わっており、長い旅路を感じさせます。白河の関は福島県にあり、東北地方の玄関口でした。

原文

みやこをば かすみとともに たちしかど
秋風あきかぜ白河しらかわせき

現代語訳

京の都を春の霞とともに出発しましたが
白河の関に着いたころには秋風が吹いていたよ
歌川国芳の『百人一首之内』
歌川国芳による浮世絵
British Museum, Public domain, via Wikimedia Commons

江戸時代の浮世絵師・歌川国芳による浮世絵です。
百人一首の和歌に合わせた情景が描かれています。

法師
仏法によく通じ、人々を導く師となる者。

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